イヤホンナビ
メーカー別イヤホン
国内・海外のイヤホンメーカー別の特色やおおまかな特徴、定番機種の詳細をリポート。
ag
agは、日本のイヤホン・ヘッドホン専業メーカーfinalのオーディオブランドです。ブランド名は「めったにない」という意味の古語「有り難き(「A」ri「G」ataki)」に由来しており、「めったにない優れたワイヤレス製品」を提案したいという想いが込められたfinal第二のブランド。finalブランドで培ったハイエンドイヤホン・ヘッドホン開発全ての知見が注ぎ込まれた品質の良さが特徴的。代表モデルには「COTSUBU」があり、コンパクトで音が良くコストパフォーマンスに優れた機種として高い人気を誇る。
Anker
Ankerは2011年に設立された中国のメーカーです。オーディオプロダクツは「Soundcore」ブランドで展開しています。低価格ながら非常に高品質高機能で洗練されたデザインのイヤホン・ヘッドホンが魅力的で、良くも悪くもドンシャリで聴きやすい音質が特徴的。すべてのモデルにおいて抜群のコストパフォーマンスを誇るモデルが多く、欲しい機能全部盛りのSoundcore Liberty 4や「Soundcore P40i」が、5千円以下では「Soundcore Life P2 Mini」が特に人気が高いイヤホンとなります。
Audio-Technica
ソニーと並ぶ国内オーディオ機器メーカー。インイヤータイプ、ワイヤレスタイプなど多種多様のラインアップを誇り、高価格帯から低価格帯までまんべんなくリリースされているのが特徴。高音質と耐久性に優れた製品で知られており、プロフェッショナルから一般のユーザーまで幅広いニーズに対応しています。リリースされているそのほとんどの機種については概ね評価は良好である。人気モデルとしては、完全ワイヤレスイヤホンのATH-TWX9をはじめ、「定番」と呼ばれているCKシリーズが、誰にでもお勧めできる無難な音づくりで定評がある。また、ATH-E70を筆頭としたプロ用イヤホンの人気も高い。
AVIOT
AVIOTは、日本のサウンドを熟知した日本人オーディオエキスパートが携わる日本発のオーディオビジュアルブランドです。快適さと音質に重点を置いた高品質のイヤホンを製造することで知られており、完全ワイヤレス、ノイズキャンセリング、ながら聴きの骨伝導イヤホンなど、幅広いラインアップを誇ります。特筆すべきモデルとして「ピヤホン」と呼ばれているピエール中野氏コラボモデルのTE-Z1PNK、TE-BD21j-ltd、WE-BD21d-pnkがあり、非常に人気が高い。特にオーディオユーザーから高い評価を受けているメーカーとして有名です。また、芸能系とのつながりも太く「超」がつく有名人とのコラボモデル展開が大変上手なブランドでもあります。
Bang & Olufsen
1925年にデンマークでPeter「Bang」とSvend「Olufsen」によって創立されたブランドです。革新的なオーディオ・ビジュアル製品と音響技術の開発を続けており、特にデザイン性の高さを強調した美しいスタイルが特徴的で優美でエレガントな外観は特に評判が高い。クラフトマンシップ溢れる革新的な物作りで音質にも妥協がなく「音響会のハイブランド」という現在の地位を築き上げたブランドの一つ。イヤホンでは特に「Beoplay EX(イーテン)」の人気が高い。
DENON
1910年に設立された100年以上の歴史を誇る高級オーディオメーカー。高い技術力と製品開発力から世界的に高い評価を受けているブランドです。特に情熱的な音質が魅力的で「人々に感動を届けたい」という強い想いを意識した音作りが特徴的です。ライブパフォーマンスと同じ空気感や熱気、興奮までをも伝え、感動を生み出す「名機」を世に送り続けるブランドの一つ。イヤホンにおいては、パーソナライズ機能でオーダーメイドサウンドを実現したPerL Pro(Nura True Proのブランド転生モデル)がQCC5171を搭載しaptX Losslessに対応。名実共に最高のサウンドを実現しており特に人気が高い。
JBL
JBLは、スピーカー、ヘッドホン、サブウーファーなどのオーディオ機器を製造するアメリカの老舗メーカー。同社は1946年にジェームス・バロー・ランシング(James Bullough Lansing)によって設立され、そのフルネームの頭文字から「JBL」と呼称されています。現在はサムスン電子の子会社であるハーマン・インターナショナル・インダストリーズの傘下に入っています。JBLのイヤホンは、迫力のある低音とクリアな音質が特徴的で、ワイヤレスモデルやノイズキャンセリングモデルなど、さまざまな用途に合わせた幅広い機種を開発しており、人気のある定番モデルとして、LIVE FREE 2、TUNE FLEX、TOUR Pro+ TWSなどがあります。
SENNHEISER
世界で初めての開放型ヘッドホンを発売したドイツの老舗メーカー。2008年には市場に先駆けた世界初の完全ワイヤレスイヤホン「MX W1」を世にリリースしたことでも有名。イヤホンのラインナップは幅広く世界的に高い評価を得ているブランドで、有線のリファレンス「IEシリーズ」、伝統のカナル型「CXシリーズ」、「木綿」の愛称で親しまれている都会的な「MOMENTUMシリーズ」の3ラインナップを展開。インナーイヤー型の「MXシリーズ」は、市場のニーズがインナーイヤー型からカナル型・ワイヤレスへと変化していく中で、シリーズとしての役目を全うした。
2022年3月にはゼンハイザーのコンシューマー部門が丸ごとスイスの補聴器メーカーSonova(ソノヴァ)社の傘下となったが、技術者もそのままスライドで移籍しているため、ゼンハイザーのブランド名はそのままに、今までどおり開発・販売が継続される。特に人気のあるワイヤレスイヤホンとして、MOMENTUM True Wireless 4があります。
SONY
ソニーは、完全ワイヤレスイヤホン・有線イヤホンともに、幅広いラインアップを展開しています。安価な製品にはいわゆる「ソニーっぽい」音と呼ばれるような、高音及び低音重視のサウンドの傾向がある一方で、名機と呼ばれるような定番イヤホンも製造しており、固定ファンも多い。また、新製品を意欲的にリリースしており、ますますの多様化した商品郡をラインアップしている。人気モデルとしては、WF-1000XM5や、廉価版のWF-C500が人気のモデルです。他にもフラットで正確なサウンドと高耐久性でオーディオエンジニアやミュージシャンに人気のあるMDR-EX800STなどがあります。
SHURE
現在当たり前に存在する「カナル型イヤホン」を爆発的に普及させたアメリカのメーカー。ゲームチェンジャーの名機として名高い「E2C」が、当時インナーイヤー型が普通だったイヤホンのカナル型主導スタイルにがらりと変化させ、普段使いモデルの決定版として大人気を博したのはまさに歴史的と言っても過言ではない出来事であった。プロオーディオの世界で長年培われたテクノロジーが惜しみなく投入されており、その裏付けされた音質には定評があります。高品質で正確なサウンド、高耐久性、高快適性で知られており、スタジオでのモニタリングから普段使いまで多彩なモデルをラインアップしています。人気のあるモデルとしては、ワイヤードのSE846、SE535、SE215が定評があります。
Technics
国内大手パナソニックの高級音響機器向けブランド。DJ用ターンテーブルSL-1200で圧倒的な人気を誇る質実剛健なハイブランド。2010年に一旦ブランド展開は終息したが、高級オーディオ機器ブランドとして2014年に再始動を果たした。ヘッドホン・イヤホンに関しても高級路線を推し進めるブランド展開が功を奏し、日本が世界に誇るブランドにまで成長した。人気モデルとしては業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンの「EAH-AZ80」と「EAH-AZ100」があります。
Xiaomi
中華人民共和国北京市に本社を置く総合家電メーカー。超コストパフォーマンスに優れたイヤホンをリリースすることで有名なメーカーです。もはや、日本メーカーの流通販売形態ではとても太刀打ちできない「とんでもない価格付け」をすることはさすがの一言。特に「Redmi Buds 5 Pro」はBluetooth SoCにAIROHAのAB1577SAを搭載しており、LC3・LDACの高音質コーデックに対応。アクティブノイズキャンセリングから外音取り込み、マルチポイント対応までのいわゆる「全部盛り」ながら、なんと実売価格1万円を切るという事で、他メーカーや輸入代理店では真似のできない、とてつもない存在感を醸し出しています。「1万円で買えるトータルバランスに優れた完全ワイヤレスイヤホン」という枠組みでこの機種を超えるものはありません。「1万円ならRedmi Buds 5 Proがゴール」と申し上げて差し支えないでしょう。それほどの出来栄えです。
タイプ別イヤホン
カナル型
カナル型イヤホンは耳の外耳道に深く入れ込む「耳栓タイプ」のイヤホンです。密着度が強いため音漏れしにくく物理的に遮音性が高いのが特徴的。密閉性が高いため、低音が逃げにくく迫力のある音質が実現できます。構造上、外部騒音に強くノイズに邪魔されることなく細かな音を聴き取ることも出来るので、音質的なアドバンテージは高い。一方で、長時間に使用で外耳道に負担がかかることもあるので、その点注意が必要です。現在販売されているイヤホンのほとんどがこのカナル型イヤホンに分類されます。
インナーイヤー型
インナー型イヤホンは耳の外耳道に挿入しないタイプのイヤホンです。別名イントラコンカ型とも言われています。カナル型が普及する前のイヤホンはほとんどがこのインナーイヤー型のイヤホンでした。構造的に音漏れがする一方で開放感に優れており、広がりのある音場が特徴的。耳の内部に入れ込まないため、長時間の装着でも外耳道に負担が少ないのも長所の一つ。
イヤホンの日について
- イヤホンの日
イヤホンの日は毎年1月8日で、一般社団法人 日本記念日協会により認定・登録された正式な記念日です。(※Wikipedia 1月8日 記念日・年中行事)