Gemini II 価格比較とレビュー
タイプ | 完全ワイヤレスイヤホン |
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ドライバー | ダイナミック×1 (直径10mm) |
Bluetooth | バージョン5.2 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
SoC | QCC51xx (Qualcomm) |
ノイズキャンセリング | あり |
外音取り込み | あり |
マルチポイント | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 (Qi) |
電池持続時間 | 5時間 (本体のみ) |
バッテリー | GRP1254G1 (GREPOW) |
防水等級 | IPX4 |
重量 | 6g (片側) |
カラー | Matte Black、Iconic White、Opéra de Paris |
発売日 | 2023年09月28日 |
[市場価格]参考: ¥64,800
Gemini II
Gemini IIはフランスの音響機器メーカーDEVIALET(デビアレ)が開発したワイヤレスイヤホンです。Bluetooth SoCはQualcommのQCC51xxを採用し、直径10mmのダイナミックドライバー1基を搭載したカナル型イヤホンです。
- 特徴
- Devialet第2世代のエレガントな完全ワイヤレスイヤホンです。
- ワイヤレスイヤホン史上で最強クラスの音質です。
- 充電ケース合わせて最大22時間のバッテリー寿命です。
- 得意ジャンル
- ジャズ
- クラシック
- ロック
Gemini IIとはすなわち「ワイヤレスイヤホンの到達点の一つ」と申し上げても過言ではないでしょう。その功績は「音質はコーデックで決まるものではない」という事実を「形にして世に知らしめたモデル」と言えます。
特筆すべきは「卓越したバランス感」で、量感豊かな低音からリアルな中音、クリアで綺麗に伸びきる高音までの「表現力」において、右にでるイヤホンがないほど「上質な音質」で表現しているところにあります。楽曲自体を「解像度高く」「広く広すぎない音場」で再現するその実力たるや、さすがデビアレといったところでしょうか。主張しすぎないボーカルと美しい旋律で包み込むその繊細な音質というか音空間は、インストゥルメンタルでその実力を存分に発揮します。その外観からは想像できない「低音の鳴りっぷり」とその外観から想像する以上の「伸びやかで高解像度な高音」が見事に組み合わさった、実に聴いていて気持ちの良いイヤホンと言えますね。
ノイズキャンセリング機能も「なんちゃって」ではなく「ガッツリ」効く上、外音取り込み・マルチポイント・ワイヤレス充電などの実用的な機能にも一通り対応しており「普段使いでも十分使える」のがデビアレが支持を集める秘訣と言えますね。単に「エレガント」なだけの「虚飾美人」でもなく、単なる「音質番長」でもないところが、迷わずに「SAY YES」と言わしめる秘密でしょう。
2023年10月中旬にはパリ・オペラ座の黄金に輝く豪華絢爛な内装をモチーフにした「24Kゴールドプレート仕上げのケース」を採用したバリエーションモデル「Opéra de Paris」がリリースされました。 (※価格は高いですが、音質や機能は同一です)
Gemini II の価格比較
デビアレ/Gemini IIの最安価格は¥64,800です。価格比較は毎日おこなっていますが、最安値は常に変動しますので念のため各販売店の最新の価格を必ず確認して下さい。
※このサイトで掲載されている情報は、イヤホンナビにより管理・運営されています。価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。また、本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン株式会社またはその関連会社により提供されたものです。かかるコンテンツは、お客様に「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。購入時に販売店に表示されている価格が、その商品の販売に適用されますのであらかじめご了承下さいませ。
買取価格
Gemini IIの買取は¥23,000です。開封品や使用済品にも適用される実態に即した買取上限金額を表示しています。買い取り価格UPキャンペーンも頻繁に開催されていますので詳細は各店舗様にご確認願います。
買取店 | 買取上限金額 |
---|---|
e☆イヤホン買取センター | ¥23,000 |
クラシック | 4.5点 |
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ジャズ | 4.5点 |
ポップス | 4.3点 |
ロック | 4.4点 |
- 4.2点
- Matte Black: 3663424016070
- Iconic White: 3663424016087
- Opéra de Paris: 3663424016094
- FCC ID(左): 2AN9V-CL928
- FCC ID(右): 2AN9V-CR928
- 技適: 201-220915
- Made in China
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レビュー
デビアレ/Gemini IIのレビュー評価は4.2です。音質的に良い点や悪い点、総合的なメリットとデメリットなどの評判や口コミは118件あります。
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音質厨歓喜!有線レベルの没入感
音質面では文句なし。有線派の自分が完全ワイヤレスに切り替えて、初めて「これは有線に戻らなくてもいい」と思えたほどの実力でした。Gemini IIの低音は沈み込みが深く、余計な膨らみはなくて引き締まっている。中音域も力強く、ボーカルが前に出すぎず自然に浮かび上がる。高音域は輝きがありつつも耳に刺さることなく、特に女性ボーカルやアコースティックとの相性が抜群です。音場も広く、ライブ音源では楽器の位置まで感じられるような臨場感があります。
そこそこ名の知れた有線イヤホンを超えていると感じたくらいで、音質的な満足度は相当高いと思います。音の粒立ちや空気感が、他のイヤホンとは段違い。原音忠実というよりは、音楽の美しい部分を際立たせるタイプなので、モニター系が好みの人には好みが分かれるかも。ただ、自分はこの「艶系チューニング」が絶妙で、聴いていて楽しくなる感覚が何より好きです。
使い始めてから、音楽を聴く時間が確実に増えました。有線で聴いていた頃と違い、取り回しが楽で、どこでも高音質が楽しめるのが嬉しい。Bluetoothにありがちな情報量の不足感も一切感じません。デザインも洗練されていて、耳元にあるだけで所有感が満たされる。音楽に没頭できるイヤホンとして、現時点では自分の中でNo.1の存在です。値段は高いけど、それを補って余りある価値があると思っています。
「強すぎないノイキャン」がむしろ良い
ノイズキャンセリング性能は「ちょうどいい」の一言。過度に遮断するタイプではなく、環境音を自然に抑えてくれるので、耳への圧迫感や閉塞感がまったくありません。これまで使っていたSONYのイヤホンでは、ノイキャンが強く効きすぎて逆に疲れることもあったけれど、Gemini IIは快適な静寂を作りつつ、音楽に集中できる環境を自然に整えてくれます。ANCオンでも音質への影響がほぼなく、透明度の高い音がしっかり残るのが素晴らしいです。
特に優秀なのが、風切り音対策の「Active Wind Reduction」。通勤中に強風が吹いていても、まったくノイズを拾わずに快適なリスニングができました。これは他機種ではなかなか体験できない部分。通話性能も申し分なく、騒がしいカフェや駅構内でも相手から「どこにいるか分からないぐらい静か」と言われたほどです。ただ、通話に全振りした用途ではAirPods Pro 2の方がさらに安定している印象もあり、仕事中心で使いたい人は用途によって検討が必要かもしれません。
総じて、音楽重視でノイズキャンセリングの快適性も求める人にはぴったりのモデルだと思います。無理に静寂を押し付けるのではなく、自然な静けさを作ってくれるのが魅力。長時間使っていても耳が疲れないのは本当にありがたく、在宅での作業時や通勤時にも常に着けていられるイヤホンです。個人的には、ノイキャン性能と音質のバランスがここまで取れている製品はなかなかないと感じています。
デフォルトのフィット感は微妙、工夫すれば快適
本体はとても軽く、着け心地は良好。ただし、標準のイヤーピースに関してはやや癖がありました。柔らかめの素材で耳には優しいはずなのですが、自分の場合は歩くたびに摩擦音が内部マイクに入り、「サーッ」というようなノイズとして聞こえてくる場面が度々発生。そのせいで移動中に音楽への没入感が途切れることも。また、耳の形のせいか長時間装着しているとじんわり痛くなることもあり、フィット感に関しては改善の余地ありと感じました。
解決策として、イヤーピースをfinalに交換してみたところ、音質にも影響がなく、装着感は劇的に改善。摩擦ノイズもなくなり、1日中快適に使えるようになりました。フィット感によってイヤホンの印象がここまで変わるのかと驚いたほど。やはり完全ワイヤレスイヤホンは、耳との相性が非常に重要だと痛感しました。標準の状態が合わない場合でも、工夫次第で解決できるので、まずは別のイヤピに変えてみることを強くおすすめします。
見た目は非常に高級感があり、マットな質感と曲線的なデザインはイヤホンというよりもアクセサリーのような存在感。ケースの質感も良く、所有していること自体が気持ちを高めてくれます。音質やデザインに満足できているだけに、装着感を最適化すれば長く快適に使えるはず。標準状態で完璧とは言えないけれど、ポテンシャルの高さがあるイヤホンだと思っています。
高級機ならではの惜しさ
Gemini IIの音質には非常に満足していますが、周辺機能、とりわけアプリの操作性に関しては不満が残りました。まず、アプリは片耳モードだと設定項目がかなり制限されてしまい、EQ調整やノイキャンの強度変更ができなくなるのは困ります。UIも直感的とは言えず、初めて使った時はどこに何があるのか分かりづらかったです。アプリと本体の操作が連携している部分は少なく、タッチ操作から瞬時にモードを切り替えたい場面でも一度アプリを立ち上げなければならない煩わしさがあります。
さらに、細かい動作の不安定さが散見されます。例えば片耳だけが充電されない、ケースに収納しても接続が切れない、急に片方から音が出なくなるなど、信頼性に疑問を感じる場面が何度かありました。それらが頻繁ではないとはいえ、高級機として期待している分、「あれ?」と思う瞬間があるのは残念です。音質が抜群なのに、周辺環境の細部が足を引っ張っているという印象です。せっかく高音質という強みを持っているのだから、アプリの使いやすさや動作の安定性をもっと高めていけば、真のプレミアムモデルとして完成されるはず。この製品に対して感じる「惜しい」という気持ちは、「あと一歩で完璧だったのに」という期待の裏返しです。音楽を楽しむ機器としては非常に魅力的なのだから、全体のユーザー体験をより丁寧に仕上げてほしいと思います。
スペック通りのバッテリー性能だけど信用度は△
Gemini IIのバッテリーは、本体のみで5時間。ケース込みで22時間とされていて、少し心もとない数値ですが、「実際に」その程度は持ってくれます。電池残量の通知も一応アプリ上では確認できますし、充電スピードも比較的早め。ただ、スペック通りであるとはいえ、実際に安心して使えるかどうかはまた別の話だと感じています。
問題は「挙動のばらつき」。片耳だけ充電されていなかったり、ケースに戻しても充電が開始されずに残量ゼロで放置されてしまうというケースに何度か遭遇しました。特に出かけているときに「片方から音が出ない」と気付くと、テンションがかなり下がります。バッテリーそのものの持続力には不満はないのですが、やや信頼性に疑問が残るのが惜しい。表示されている残量と実際の使用可能時間が食い違うこともあり、油断すると痛い目を見ることがあります。
この価格帯の製品に求めるのは、ただ長持ちするだけでなく、毎回「確実に使える」こと。音質やノイキャンが優れているだけに、電源周りの安定性が気になってしまうのは本当に勿体ない。今後のアップデートでこの辺りが改善されるなら、完成度としては相当高いモデルになると思います。バッテリー性能に関する不安が解消されれば、より広いユーザー層に薦められる存在になるはずです。
音に全振りできる人なら「買い」
正直、定価で6万円を超えているイヤホンを買うのは躊躇しました。ただ、セールで4万円台に下がっていたタイミングで購入し、結果的にその価値はあったと思っています。音質はこれまで使ってきたどの完全ワイヤレスイヤホンよりも豊かで、音楽を聴く時間が「娯楽」から「体験」へと変わった感覚があります。ノイズキャンセリングも自然で快適だし、デザインも所有感をくすぐる高級感があり、満足度は非常に高いです。
もちろん、周辺の細部には課題が残っています。片耳充電不良やアプリのUIの使いづらさ、サポート体制の不透明さなど、数万円の製品としては詰めが甘いと感じる部分もありました。万人に薦められるモデルではないかもしれませんが、「音質に全振りするイヤホンが欲しい」という明確な目的がある人には、Gemini IIは確実に刺さると思います。他機種との比較でも、音に関しては一段上の世界を提供してくれるだけの力があります。
結果的に、自分にとってこの製品は「価値のある冒険」でした。必要な機能や安定性だけで製品を選んでいた頃とは違い、「音楽をより深く楽しむための選択肢」としてGemini IIは唯一無二の存在です。高価格帯だからこその迷いや不満は確かにありますが、それを乗り越えた先に得られる体験は格別でした。今後のアップデートで細かな部分が改善されれば、間違いなくフラッグシップとして完成すると思います。音重視派には強くおすすめできます。
優雅で上品なマスカレード・イヤホン!
オペラ座の幕開けにふさわしい優雅なスタイルが特徴的な完全ワイヤレスイヤホン「Gemini II」。奏でる音質は、上品でもあり、一方で荒々しくもあり、誰もが聴いた瞬間に「思わず微笑む」ことが出来る魅惑の仕上がりと言えます。誤解を恐れずに申し上げると、音質的にはワイヤレスイヤホンのトップに君臨するに相応しい出来栄えと言っても過言ではありません。深く荒々しい低音のパンチはもちろん、美しく繊細な高音までの総合的な表現力は見事で、また、音場に広さや解像度の高さも相まって、フィールドのリアルなスケーリングを余すことなく再現する表現力はすばらしいの一言です。
また、上品で上質な本体のスタイルは、まるでルイ・ヴィトンのイヤホンを身に着けているかのようなオートクチュール感があり、所有満足度は非常に高いですね。それでいて、主張しすぎることのないデザインは、まさに、デビアレがデビアレたる所以。家電製品であるイヤホンを「宝飾品」にまで昇華したモデルと言え、これ一択で指名買いする人が多いのも納得です。