MOMENTUM True Wireless 4 価格比較とレビュー
タイプ | 完全ワイヤレスイヤホン |
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ドライバー | ダイナミック×1 (直径7mm) |
Bluetooth | バージョン5.4 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless、LC3(※ファームアップデートで対応予定) |
SoC | QCC5181 (Qualcomm) |
ノイズキャンセリング | あり |
外音取り込み | あり |
マルチポイント | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 (Qi) |
電池持続時間 | 7時間 (本体のみ) |
バッテリー | 1st source: MC1254S (MBT) 2nd source: CL1254H3 (Synergy) |
防水等級 | IP54 |
重量 | 6.2g (片側) |
カラー | ブラックグラファイト、ブラックコッパー、ホワイトシルバー、ゴールド、デニム |
発売日 | 2024年03月01日 |
MOMENTUM True Wireless 4
MOMENTUM True Wireless 4はドイツの音響機器メーカーSENNHEISER(ゼンハイザー)が開発したワイヤレスイヤホンです。Bluetooth SoCはQualcommのQCC5181を採用し、伝統の直径7mm(量産型SYS7)ダイナミックドライバー1基を搭載したカナル型イヤホンです。
- 特徴
- 第4世代モメンタムシリーズのゼンハイザーフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンです。
- 非圧縮転送のaptX Losslessコーデックに対応。次世代のBluetooth Audio「LE Audio」にも対応予定です。
- 新たなバッテリーシステムを採用し最長で30時間の再生時間を実現。高速Qiワイヤレス充電にも対応しています。
- 得意ジャンル
- ポップス
- ロック
- ジャズ
MOMENTUM True Wireless 4は、別名「木綿」の愛称で親しまれているモメンタムシリーズ第4世代の完全ワイヤレスイヤホンです。ゼンハイザーが誇る圧倒的な音質、いわゆる「木綿サウンド」を正当に継承しており、非常に完成度が高いのがまず特徴です。作り的には、前作MOMENTUM True Wireless 3のブラッシュアップ版つまり「正常進化モデル」と申し上げて差し支えないでしょう。ドライバーは例のごとく歴史と伝統に裏打ちされた直径7mmの「量産型SYS7ドライバー」を搭載しています。そして、Bluetooth SoCとは別にDACチップを搭載している点は「さすがゼンハイザー」といったところですね。ポン付けのBT SoCに頼り切らない音質重視の2チップ体制を貫くあたり、やはり期待を裏切らない老舗メーカー。音に対するこだわりがまじまじと透けて見える点が人気の秘密ですね。
音質的には、やわらかで膨らみのある低音からリアルな中音へのスムーズなつながりが素晴らしく、刺さり過ぎない高音の響きが絶品です。儚くも刹那に消えるストリングスの泣きと余韻のハーモニクスが特に美しいですね。距離感を意識した鳴りっぷりで実にゼンハイザーらしい「ウォーム」かつ「豊かで」「綺麗な」サウンドが特徴的です。また、サウンドパーソナライゼーション機能を活用すれば、さらにもう一歩踏み込んだ「自分好みの音質」に昇華することが可能です。というか、サウンドパーソナライゼーション機能を「使ってから」が本領発揮という感じです。一聴しただけでは、MTW4の真価を見誤りますので注意が必要です。イコライザーも5バンドEQが搭載されており、自動手動含めて、自由自在に音質をカスタマイズ出来るのは、「もう素晴らしい」の一言ですね。
ノイズキャンセリングはさらに磨きがかけられ、前作MTW3と比較して一聴でわかるレベルで遮音性が向上しています。音質を保ったまま、全域に渡って効果的にノイズをシャットアウトするバランス感覚はさすがゼンハイザーですね。さらに、MTW4では内部アンテナが2アンテナ構成にアップグレードされています。MTW3の1アンテナ構成に比べて、接続安定性はかなり向上していますので地味に嬉しいところです。いろいろありますけれども、やはりこの全体パッケージングの「バランス感」に一歩秀でたところがゼンハイザーが愛される所以ではないのかなと感じますね。
コーデックはaptX Losslessに対応しているため、無線接続としてはもうゴールを迎え、有線と変わらないレベルの音質伝送に到達していると言えます。また、ファームウェアアップデートで、次世代オーディオコーデックのLC3や、公共の場のアナウンスなどを聴くことができる近未来技術Auracastにも対応予定です。カラーは、ブラックグラファイトとホワイトシルバー、ゴールドのほかに、アマゾン限定のブラックコッパー、デニムの合計5色からリリースされています。
MOMENTUM True Wireless 4 の価格比較
ゼンハイザー/MOMENTUM True Wireless 4の最安価格は¥32,879です。価格比較は毎日おこなっていますが、最安値は常に変動しますので念のため各販売店の最新の価格を必ず確認して下さい。
販売店 | 価格 | 条件等 |
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価格.com | ¥32,879 |
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Amazon.co.jp | ¥33,369 |
送料無料 |
e☆イヤホン | ¥34,155 |
送料無料 |
※このサイトで掲載されている情報は、イヤホンナビにより管理・運営されています。価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。また、本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン株式会社またはその関連会社により提供されたものです。かかるコンテンツは、お客様に「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。購入時に販売店に表示されている価格が、その商品の販売に適用されますのであらかじめご了承下さいませ。
買取価格
MOMENTUM True Wireless 4の買取は¥17,000です。開封品や使用済品にも適用される実態に即した買取上限金額を表示しています。買い取り価格UPキャンペーンも頻繁に開催されていますので詳細は各店舗様にご確認願います。
買取店 | 買取上限金額 |
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e☆イヤホン買取センター | ¥17,000 |
クラシック | 4.4点 |
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ジャズ | 4.4点 |
ポップス | 4.6点 |
ロック | 4.5点 |
- 4.0点
- ブラックグラファイト: 4260752332408
- ホワイトシルバー: 4260752332415
- FCC ID: 2A3ULMTW4
- 技適: 201-230582
- Made in China
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レビュー
ゼンハイザー/MOMENTUM True Wireless 4のレビュー評価は4.0です。音質的に良い点や悪い点、総合的なメリットとデメリットなどの評判や口コミは1,798件あります。
あなたのレビューをここに載せませんか?広く皆様からSENNHEISER/MOMENTUM True Wireless 4のレビューを募集しています。ハンドルネーム (特に希望のない場合は名無しさんと表記させていただきます)と総合評価点(★の数)、レビュータイトル、レビュー本文をいただければ幸いです。
ゼンハの音は正義。でも人を選ぶ
ゼンハイザーの音に期待してMTW4を購入。結果、音質に関しては期待以上だった。クラシックやジャズを中心に聴く自分にとって、中高域の艶やかな響き、広がる音場はまさに理想形。aptX AdaptiveとLossless対応もありがたいし、LC3への今後の対応予定も含めて、将来性も見込める。特筆すべきはサウンドパーソナライゼーション機能。最初は高音の刺さりが気になったが、調整後は驚くほど自分好みの音に仕上がり、完全に満足している。
ただし、誰にでも刺さる音ではないと思う。ゼンハイザー特有の「ダークさ」を感じるチューニングで、ポップス中心に聴くユーザーや明るく派手な音を求める人には、やや暗くこもったように聞こえるかもしれない。「地味」「音がこもる」と感じる人もいると思う。でも、音楽に深く浸りたい、じっくり聴き込みたい人にはこの音はたまらないと思う。ライブ録音の臨場感は本当に鳥肌もので、無線でここまで聴けることに感動した。
操作性やノイキャン、接続面にややクセはあるものの、それらすべてを補って余りあるのが音質。毎日のリスニングが「作業用BGM」から「音楽体験」へと変わったことを実感している。有線派だった頃には戻れないと思えるくらい、ワイヤレスでも音に妥協がない。音楽重視で選ぶならこれ一択と言っても過言ではない、そんなイヤホンに久しぶりに出会えた。
装着感と所有感はめっちゃ満たされる
装着感は非常に良好。耳に自然にフィットして、長時間装着していても痛くならない。IP54の防塵防滴性能もあり、ジムやランニングなどでも安心して使えるのが嬉しいポイント。標準イヤーピースの柔らかさが絶妙で、装着時の圧迫感もなく快適。ただ人によっては合わないこともあるようで、イヤピを交換すると幸せになるかもしれない。自分は初期状態でも問題なかったので、そのあたりは個人差がありそう。
ケースも含めた外観の完成度は非常に高い。手に取ったときの質感やマグネットの感触も高級感があり、ガジェット好きとしては所有欲がしっかり満たされた。ブラックモデルを選んだが、スタイリッシュで落ち着いたデザインが気に入っている。ホワイトモデルは汚れや黄ばみが気になりそうなので、使用環境に応じて選ぶのが良さそう。人前で使っていても堂々と自慢できるのはさすがゼンハイザーブランドに力。見た目に関しても他のイヤホンとは一線を画している印象。
音質も良く、見た目も良く、装着感も良い。これだけ三拍子揃っている完全ワイヤレスイヤホンはなかなかないと思う。もちろん、フィット感には個人差があるため、必ずしも全員に合うとは言えないが、自分にとっては快適そのもの。使っていてテンションが上がるイヤホンは本当に貴重であり、MTW4はまさにその代表格になった。音楽とファッションの両方にこだわる人にはおすすめしたい一品。
ノイキャンはナチュラル派。遮音目的なら物足りないかも
ノイズキャンセリング(ANC)に期待して購入したが、思っていたより効きは穏やか。耳への圧迫感がなく、ホワイトノイズも少ないため、長時間使用しても疲れにくい点は高く評価できる。外音取り込み機能との切り替えも非常にスムーズで、街中や電車内での使い勝手は悪くない。ナチュラル志向のノイキャンを探していた自分にはちょうど良かったが、強烈なノイキャンを求める人には物足りないかもしれない。
XM5やTechnics AZ100などと比べると、遮音性能は明らかに劣る。静かな空間を完全に作り出すというよりは、「騒音を軽減する」程度の印象。通勤の混雑した電車内では、環境音がやや残るため、集中したい場面では気になる瞬間もあった。ANC性能の期待値を高く持ちすぎると落胆するかもしれない。ただ、あくまでも「音質重視」でANCは「補助的な機能」という認識なら、許容範囲ではある。
個人的には、自然な効き方をするANCの方が好みだったので、MTW4の設計には納得している。無理に遮音するよりも、音楽の臨場感を損なわず、周囲と調和しながら使えるのがメリットだと思う。強力なノイキャンが必要な場面では他社製を選ぶべきだが、音楽鑑賞メインで「快適な空間づくり」を重視するなら、このイヤホンは十分な選択肢。静けさより音とのバランスを取る設計が、むしろゼンハイザーらしさを感じさせた。
操作性はそこそこ、アプリは発展途上
まず操作性に関しては、イヤホン本体のタッチ操作は良くできていると思います。軽く触れるだけでしっかり反応してくれるし、誤動作も少なめ。手袋をしていても反応するのは冬場にかなり助かるポイントです。再生・一時停止・曲送り・ANC切り替えなどの基本的な操作はひと通り問題なくこなせるので、普段使いにおいて特に不満は感じませんでした。物理ボタンがない設計でも、しっかり操作できるのは高く評価したいところです。
ただ、ゼンハイザーのアプリは正直微妙でした。UIの完成度が低くて直感的に操作できないし、設定画面の構造が複雑。EQやノイズキャンセリングの設定が複数のアプリに分かれていたりして、「機能の分散」がかえって混乱を招いています。スマホとイヤホンの音量調整が連動していない点も地味に使いづらく、「この状態で何が変わるのか?」と何度か迷うことがありました。パーソナライゼーション機能は素晴らしいのに、それを活かしきるためのUI設計が追いついていない印象です。
使っていて感じたのは、「音質機能は凄いのに、それ以外のユーザー体験が惜しい」ということ。イヤホン本体の操作性は文句なしなのに、アプリ側の設計次第で使いやすさが大きく左右されてしまう。アップデートで改善されれば全体として非常に良い製品になりそうですが、現時点では「音だけで選ぶ人向け」という立ち位置に感じます。音質重視でアプリのクセを許容できるなら、十分満足できる製品だと思います。
接続は改善傾向だが安定性はまだ完璧じゃない
Bluetooth接続は、MTW3に比べて確実に安定しています。スマホとPCでのマルチポイント接続もスムーズで、仕事中にPCで会議→スマホで音楽という切り替えもストレスなし。音質も安定していて遅延も少なめ。音飛びやペアリングの失敗は基本的に起こらず、日常使いに関しては安心できるレベルまで進化していると感じました。屋内環境での使用においてはほぼ問題なしです。
ただ、完璧かというとそうでもなく、いくつか気になる挙動には遭遇しました。例えばケースに収納した後も接続が切れず、スマホ上でまだイヤホンが繋がっている表示になることが数回ありました。また、片耳だけが認識されない、音が出ないといったトラブルも一度経験しました。モード切替の反映に数秒かかることもあり、瞬時のレスポンスが求められる場面では少し違和感があります。接続に関しては、「概ね良好だが油断はできない」といった印象です。
価格帯を考えると、このレベルの接続トラブルは「惜しい」と感じる部分になります。セール価格で購入した身としては納得できますが、定価で手に入れていたら「この挙動でこの値段か…」と思っていたかもしれません。今後のファームウェアアップデートでさらに安定性が向上することを期待していますが、現段階では「環境依存を多少受ける」製品と割り切って使っています。使う人の環境次第では満点になり得る性能です。
満足度は高いが、セールタイミングを狙うのがベスト
音に関しては全く不満なし。まさに「ゼンハイザーサウンド」を完全ワイヤレスで味わえる、という点においてこの製品は他と一線を画していると思います。解像度、音場の広がり、楽器の分離感が優れていて、特にアコースティック系やライブ録音での臨場感は抜群。音楽に真剣に向き合いたい層には嬉しい限り。自分好みに調整できるサウンドパーソナライゼーションも本当に使える機能でした。
ただし、価格がネックになる人は確実にいると思います。5万円弱という価格設定は、完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの高さであり、「音以外」の完成度も高くなければ納得感を得られにくい。その点、接続の安定性やノイキャンの性能、アプリ操作の手軽さなどに課題が残っているのは否めず、「この価格ならもう一歩上を目指してほしかった」と感じる部分もありました。万人向けというより、はっきりと音質重視層に向けた尖ったモデルだと思います。
自分は音に全振りするタイプなので、セールで手に入れたこともあり、コスパ的には非常に満足しています。使い始めてから音楽を聴く時間が増えたし、サブスクの音源でもしっかり楽しめるのは本当に嬉しい。通話やマルチメディア用途まで求めるなら、別の選択肢も視野に入るとは思いますが、「いい音が鳴る」ことにすべてを求める人には間違いなくおすすめ。購入するならセールタイミングを狙うのがベストです。
MTW3の正常進化系サウンド※
音質的には一言で申し上げると「前作MTW3の正常進化系の音質」です。ゼンハイザーらしい心地よく膨らみのある低音からリアルな中音、繊細で解像度高い伸びやかな高音までを大変上手にまとめています。このなめらかな「つながりの良さ」はいわゆる定評のある「有線ゼンハイザーサウンド」をワイヤレスで完全に表現した至高の逸品と言って差し支えないでしょう。広い音場で「場の空気感」を臨場感豊かに表現しつつも、弦離れの良さやアタック感、芯の強いボトムまでリアルに再現する総合力はさすがゼンハイザーという出来栄えです。また、ノイズキャンセリング性能も向上しており、普段使いといった観点からも他メーカーの上位モデルと比較しても遜色のない仕上がりになっています。御三家のワイヤレスイヤホンとして外せないワイヤレスイヤホンと言えますね※ただし壊れないに限る
最後に、一番重要な点なのですが、購入に関しては「Momentum true wireless 3の件」もありますので、少々高くてもゼンハイザーが認定するコンシューマー製品の正規販売店から購入するべきです。特にAmazonでの購入は「Amazon.co.jpが販売している商品」でないと実質保証が効きませんので注意が必要です。コンシューマー製品の正規販売店一覧はこちらから確認できます。→ https://www.sennheiser.com/ja-jp/support/japan-dealers