MX W1 価格比較とレビュー
タイプ | 完全ワイヤレスイヤホン |
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ドライバー | ダイナミック×1 |
ワイヤレス方式 | Kleer (2.4Ghz) |
SoC | KLR3012A (Kleer) |
ノイズキャンセリング | なし |
外音取り込み | なし |
マルチポイント | 非対応 |
電池持続時間 | 3時間 (本体のみ) |
重量 | 10g (片側) |
発売日 | 2008年12月27日 |
MX W1
ゼンハイザーのワイヤレスイヤホン「MX W1」。ワイヤレス方式は2.4GhzのKleerを採用し、SoCはKLR3012Aです。ダイナミックドライバー1基を搭載したインナーイヤー型イヤホンです。完全ワイヤレスイヤホンの歴史はこのモデルから始まりました。
- 世界初の左右セパレートタイプ完全ワイヤレスイヤホンです。
- Kleer社の高音質2.4Ghzワイヤレス伝送技術「Kleer Audio」を採用しています。
- ツイスト・トゥ・フィットシステム採用で耳にぴったりフィットします。
- ポップス
- ロック
- ジャズ
■音楽に適した無線規格Kleerを採用
MX W1は、新しい無線技術を駆使しています。BluetoothやWi-Fiと異なり、より音楽に適した無線規格Kleerを採用。2.4GHzの周波数帯での非圧縮送信技術を用いているため、消費電力は非常に少なく、一回当たり充電で約3時間程度、楽しむことが出来ます。そしてKleerの技術は今までの無線とは思えないほど、クリアーな音を受信ユニットに届けます。
■ドッキングステーションにも充電機能つき
ドッキングステーション自体も充電機能がついていますので、受信ユニットに3回のフル充電をすることが可能です。
■ツイスト・トゥ・フィットシステム採用で耳にぴったりフィット
MX W1のデザインは、スタイリッシュでオリジナリティにこだわりました。高級感溢れるイヤープラグは、ゼンハイザー独自のツイスト・トゥ・フィットを採用。快適な装着感と完璧なフィット感を保証します。しかも軽量設計です。コードから解放された新しいイヤホンを満喫出来るゼンハイザーの自信作です。
MX W1 の価格比較
ゼンハイザー/MX W1の最安価格は¥44,900です。価格比較は毎日おこなっていますが、最安値は常に変動しますので念のため各販売店の最新の価格を必ず確認して下さい。
販売店 | 価格 | 条件等 |
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e☆イヤホン | ¥44,900 |
送料無料 |
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買取価格
MX W1の買取は¥23,000です。開封品や使用済品にも適用される実態に即した買取上限金額を表示しています。買い取り価格UPキャンペーンも頻繁に開催されていますので詳細は各店舗様にご確認願います。
買取店 | 買取上限金額 |
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e☆イヤホン買取センター | ¥23,000 |
クラシック | 3.2点 |
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ジャズ | 3.0点 |
ポップス | 3.2点 |
ロック | 3.0点 |
- 4.0点
- 4044156030814
- FCC ID: DMOMXW1R
- 技適: 201WW08215079
- Made in China
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レビュー
ゼンハイザー/MX W1のレビュー評価は4.0です。音質的に良い点や悪い点、総合的なメリットとデメリットなどの評判や口コミは7件あります。
あなたのレビューをここに載せませんか?広く皆様からSENNHEISER/MX W1のレビューを募集しています。ハンドルネーム (特に希望のない場合は名無しさんと表記させていただきます)と総合評価点(★の数)、レビュータイトル、レビュー本文をいただければ幸いです。
左右完全分離の自由が、ワイヤレスの常識を塗り替えた
私は長年Bluetoothの左右連結型を使ってきましたが、MX W1で初めて「真のワイヤレス」の気持ちよさを知りました。左右が完全に独立し、送信機ひとつで左右それぞれに音が飛ぶ構成は、耳元の煩わしさを徹底的に排除します。ケーブルが襟やマフラーに触れないだけで、歩行時のストレスが驚くほど減り、音楽に意識が自然と向かいます。初日は「耳が軽いのに音が近い」という新感覚に戸惑ったほどで、日常の動作と音楽が無理なく同居する体験は、過去のワイヤレスでは得られませんでした。
Kleer技術の恩恵は、単なる「通信の置き換え」に留まりません。左右独立を前提とした設計は、装着の自由度、見た目のすっきり感、そして外出時の身軽さにつながり、結果として使用頻度が飛躍的に上がりました。送信機は3.5mmミニプラグ接続なので、手持ちのプレーヤーや据え置き機器にそのまま挿すだけでOKという汎用性も魅力です。私は外では小型DAP、帰宅後は据え置きアンプに挿し替え、同じイヤホンでシームレスに楽しんでいます。
結局のところ、カタログスペック以上に「使う気持ち」を毎日引き出してくれる点がこの製品の価値だと感じました。左右独立の自由度は、耳への微細なストレスを丁寧に取り除き、取り出し→装着→再生の初速を加速します。移動が多い生活ほど効果は大きく、「ワイヤレスはここまで来たのか」と素直に感心しました。初めてワイヤレスで「戻りたくない」と思わせてくれた一本です。
送信機10時間×イヤホン3時間+携帯ドック、現実的で回せるスタミナ設計
私は購入前からバッテリーの運用が気になっていましたが、実際はよく考えられたシステムだと感じました。送信機は約10時間、イヤホンは約3時間の再生が目安で、付属の携帯ドックステーションから外部電源なしで最大3回の追い充電が可能です。朝の通勤で1本聴いて、昼休みにドックへ戻し、夕方の帰路で再び使用という「往復設計」がきちんと回ります。1回の充電におよそ1時間かかる点も、移動や作業の合間にうまく収まってくれます。
接続の自由度も運用を後押しします。送信機は3.5mmのミニプラグなので、iPod系や各種DAP、さらには据え置きのCDプレーヤーにも差し替え可能。私はiPodに送信機を横付けし、外での「軽ハイファイ」を成立させています。MX W1はグレードの高い機材に応じた音の伸びをしっかり返すので、組み合わせ甲斐があります。
結果として、私は「送信機+イヤホン+ドック」をバッグに入れて出かけるのが定番になりました。充電のタイミングが明確で、残量の不安に追われないことが心理的にも大きいです。完全ワイヤレスは電池がネックになりがちですが、MX W1はシステムで解決策を提示しています。スタミナを「運用で勝つ」という発想に共感しましたし、日常の移動サイクルにうまく馴染む現実解だと思います。
ツイスト・トゥ・フィットは慣れたら快適、片耳運用も含めて「生活に溶ける」装着感
装着方式は独自の「ツイスト・トゥ・フィット」。耳穴に音導管を入れ、別体のステムを耳に沿わせ、ラバー(大小3サイズ)で摩擦を確保して固定します。初日は角度や深さのコツが掴めず、軽くズレる感覚に不安がありましたが、数日で自分の「決まり位置」が見つかり、再現性高く装着できるようになりました。カナルほど密閉しないため外音はそれなりに入りますが、そのぶん装着の負担が少なく、着脱も素早く行えるのが日常使いで効きます。
外を歩きながら、家の中で家事をしながらといった、あらゆる動作と干渉しない「軽さ」がこの方式の真価です。首筋にケーブルが触れないので、衣服との擦れ音や引っ掛かりを気にする必要がありません。私は社内で片耳だけ装着して通知や呼びかけに反応できるようにすることも多く、左右独立ゆえの柔軟性が便利だと感じます。長時間の装着でも耳の疲れが少なく、「気づいたらずっと耳にある」という自然さが嬉しいです。
サイズ選びと装着角度は音質にも影響します。私の場合は中サイズのラバーでステムのテンションを少し強めにし、音導管の向きをわずかに前下がりにすることで、低域の量感と安定性が向上しました。完全な密閉ではないため深い低音は控えめになりますが、音の広がりと耳元の近さが両立した「軽快な鳴り方」は、この装着方式ならではの持ち味です。総じて、毎日手に取りたくなる快適性があると評価します。
シングルダイナミックの品位とスピード感、EQ次第で低域の腰も整う
音質はワイヤレス前提という色眼鏡を外しても十分に高品位です。シングルダイナミックらしい自然なつながりと、ゼンハイザーらしいわずかな艶感が心地よく、長聴きでも疲れにくいバランスに仕上がっています。購入直後はやや甘めの印象でしたが、使用時間の蓄積で解像が上がり、音の輪郭が締まっていく変化を感じました。中高域の抜けがとても良く、ボーカルの表情やアコースティックの倍音が滑らかに立ち上がります。
構造上、完全密閉ではないため超低域の「沈み込み」は控えめです。ただし量感は十分にあり、タイトで品の良いベースラインはジャンルを選ばず楽しめます。私はスマホ直挿しでも満足していますが、ダンス系やロックではEQで低域の腰を少し下げる設定にすると、全帯域のバランスが整い、音場も乱れずに迫力が増します。
機材やケーブルの違いをきちんと描き分ける「追従性」も好印象でした。送信機の前段で音作りをしても、それがそのまま反映される感覚があり、システム全体のチューニングが楽しいです。絶対的な超低域を求める方には物足りない場面もあるかもしれませんが、総合的なクオリティと聴きやすさ、スピード感の同居という個性は強みだと感じます。音楽を「気持ちよく聴く」という目的に忠実なチューニングです。
新時代の幕開け
ガジェットとしての完成度にも惹かれました。動作ノイズや無線特有のヒスノイズは感じられず、ボディの仕上げや操作感も高水準です。「ワイヤレスだから音は仕方ない」という妥協を要求せず、IEMとして真っ向から音質を取りに来ている姿勢に好感を持ちました。結果、これまで関心が薄かった同社のIEシリーズにも興味が広がり、久しぶりに「聴き比べたい」という欲を掻き立てられています。
課題を挙げるなら、イヤホン側の単体バッテリー時間がもう一歩という点です。もっとも、携帯ドックで現実的にカバーできるうえ、音質のために電流を贅沢に使っているのであれば、そのトレードオフは理解できます。ここが底上げされれば、死角の少ない完成形に近づくはずです。携帯性・装着性・音質の三拍子に、「運用で伸ばせるスタミナ」が加わる構成は、現時点でも十分に魅力的だと感じます。
最後に、Kleerの存在意義について。ケーブルという物理導体を通すことによる劣化と、データ化・伝送・復元というプロセスがもたらす劣化の関係を、初めて真剣に天秤にかけられる段階に来たのだと思います。単なる利便性ではなく、オーディオ的にも「最適点」を探れる技術としての可能性が見える製品です。ワイヤレスの新時代を体験したいなら、このモデルは間違いなく有力候補になります。